米で詐取の２２００万円、不正出金の疑い　３人を逮捕

米国で詐取された現金約２２００万円を日本の銀行口座に振り込ませ、不正に引き出した疑いがあるとして、神奈川県警は１６日、ナイジェリア国籍で横浜市の衣料品販売業の男（４０）、同市の自動車販売業の男（４６）ら３人を組織犯罪処罰法違反と詐欺容疑で再逮捕した。

　県警は、３人が２０１３年５月以降、日本国内で複数の銀行口座に欧米やアジアなど十数カ国から７億円あまりの送金を受けたことを確認。背後に国際的な犯罪収益のマネーロンダリング組織がいるものとみて、捜査している。

　国際捜査課によると、３人は１３年９月、米国の金融機関の米国人男性名義の口座から、現金約２２００万円を日本の自動車販売業の男名義の口座に送金させ、「自動車の売買代金」などとうその名目で引き出した疑い。米国人男性を装った送金依頼によって、詐取された金だった。